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代表理事の挨拶
Japanese Association for Medical Artificial Intelligence
世界レベルで進む人工知能技術
我が国においては、世界でもトップレベルの質の高い基礎医学研究・臨床研究・疫学研究が長い間継続的に行われてきており、蓄積されたデータは膨大な量になります。これまでは膨大なデータを、統合的に解析する手段がありませんでしたが、近年の人工知能技術の飛躍的な進歩により、ビッグデータの解析が可能な時代となってきました。
特に、深層学習(ディープラーニング)技術の台頭により、医療画像解析・ゲノム解析を中心に、人工知能技術を疾患の診断・治療及び創薬などへ応用する試みが世界レベルで進んでおります。
開発競争に勝ちうる体制を構築していく必要性
現在、プリシジョン・メディシンと呼ばれる個々人に最適化された医療が世界の潮流となっております。プリシジョン・メディシンの推進には最新のIT技術や人工知能技術が必要不可欠であることは間違いなく、現場の医療機関との密接な連携の中、最先端IT技術を取り込み、世界の開発競争に勝ちうる体制を我が国で構築していくことが急務であると考えております。
科学技術立国日本のプレゼンスを世界に示し続ける意味においても、我が国がメディカルAI分野を牽引していく必要性を感じており、同じ志を持つ7名(瀬々潤、岡野原大輔、大田信行、井元清哉、田宮元、山本陽一朗、浜本隆二)が集まり本学会を創設する運びとなりました。
多彩な分野の専門家と共にメディカルAI分野の発展に尽力
本学会を通して、基礎医学・臨床医学・情報科学・システム工学など多彩な分野の専門家が一堂に介し、メディカルAI分野の発展という共通の目標に邁進する、日本の叡智を集結させた体制を作っていく所存です。
私自身は浅学菲才の身ではありますが、同じ志をもつ仲間と共に、当学会の発展に全力を尽くす所存であります。会員の皆様におかれましてはご協力ご支援のほど、何卒宜しく御願い申し上げます。
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